星砂の拡大写真


 原生動物門、根足虫綱、有孔虫目、カルカリナ科の生物。学名は Baclogypsina sphaerulata(バクロギュプシナ スパエルラタ)。種子島以南の亜熱帯、熱帯域に分布する。1mm程度の砂粒くらいの大きさで、骨格には5〜6本の突起があってまさに星形をしている。場所によっては多産し、ときには砂浜で本当の砂粒より多い場合すらある。西表島ではよく探せばどこの砂浜にもみられるが、特に星砂の浜に遺殻が多く堆積していて、生きた個体は少し沖合に群生するアマモの葉などに付着している。また、鳩間島の周辺にも非常に多く生息する。
 沖縄の土産物としてよく売られているが、カンピラ荘の向かいのロビンソン小屋では星形の星砂ボトルが売られていて、西表のお土産としておすすめ。