鹿川(かのかわ)

鹿川の海岸

 西表島の南西端に位置し、背後を比較的緩やかな山ふところに抱かれた内湾状の地形となっている地です。はるか昔にはここに部落があって人が住んでいましたが、その部落は西表の有史以前に消滅しました。数年前まではかつて鹿川の仙人と呼ばれた三浦さんという老人が独りで住み着いていましたが、その人も既に別の地に移り、現在ではまた無人の地となっています。
 ここはキャンプ地として絶好の条件を備えています。内湾で波が穏やかなところに長い砂浜が広がり、さらに水量豊かな沢が何本も流れ込んでいて水場には事欠きません。また、道具があればすぐ前の海で食料の魚介類の調達も容易です。
 キャンプを目的として鹿川を訪れる人は多く、その多くはチャーター船などを利用しての海路によるものですが、船浮ルートなどの陸路によるキャンパーもあります。鹿川への陸路はいくつかのルートがありますが、いずれもキャンプやトレッキングの経験者向きの少々ハードなルートです。これらのルートの詳細について、また鹿川に興味がある方は、2000年9月鹿川キャンプ体験記を是非いちどご覧下さい。
 最近、西表のいくつかのダイビングサービスのウェブサイトで、この地名が“鹿ノ川”とか“鹿の川”とか綴られることがありますが、これらの綴りは全くの誤りです西表におけるすべての地名は昔から漢字のみによる表記であり、漢字とかなが混じる綴りの地名は存在しないのです(仲ノ御神島を除く)。インターネットは影響が大きいので惑わされますが、西表の古来からの正当な綴りを心がけておきたいものです。

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