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カンピラ荘が、まだ健在であったことに大変うれしく思いました。おじさんもおばあもお元気であることがわかってほっとしました。1977年の夏に友人と2人でカンピラ荘にお世話になりました。西表島の縦走コースを完走できたことが忘れられない想い出になっています。へとへとになってカンピラ荘へたどり着いたときのおばあの顔が忘れられません。帰りの遅い僕らのことを心配されていたのです。「すぐにシャワーしといで」というおばあの声が今でも耳に残っています。途中どしゃぶりの雨になって道に迷い、予定より2時間くらい遅れて、ようやく大原にたどり着いたときには帰りのバスもなくなっていたのです。しかたなく上原への道を歩いているときに、トラックが通りかかり助けてもらったのです。ぼくはあと1年で定年を迎えます。そしたらそのお祝いを兼ねてまたカンピラ荘へ行こうと思います。今度は縦走などせず、のんびりと西表島の豊かな自然を味わってみたいと思っています。
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