パラス島

1999年のバラス島

 西表島の北方、上原部落と鳩間島の間にある小さな小さな無人島で、珊瑚の破片だけでできています。“バラス”とは沖縄の言葉ではなく内地語で、工事現場などに落ちている残骸などを意味する言葉です。ミスターサカナダイビングサービスのオーナーの笠井雅夫氏によると、バラス島は体験ダイビングで死んだ人のお骨でできているのだそうです。バラス島は台風や季節風などで毎年形が変わっていて1998年まではふたつの小島に分かれていました。それがその年の秋〜冬の強い季節風でふたつの島が合体して大きなひとつの島になりました。実はふたつの島になる以前の1990年頃には東側の島(第一バラス島)だけだったものが、だんだんと西側の浅瀬が成長して第二バラス島ができ、双子の島となりました。その後両方の島が合体し、年々大きくなっています。そのうちに人が住めるくらいの島になるかも知れません。
 バラス島の周辺には特にエダサンゴがよく発達し、透明度はよく魚も多くてシュノーケリングには最適です。この島の周辺にはダイビングポイントが集中していて、ダイビングボートがよくランチタイムにここに停泊しています。ここへのアクセスは、民宿マリウドの不定期船、西表ダックツアー、三和釣り具のチャーター船などがあります。


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