西表島の動植物

 西表島には原始の自然が残されているので、独特な動植物がいろいろ生息しています。中でも何と言っても特別天然記念物のイリオモテヤマネコが有名で、西表島は“ヤマネコの棲む島”としての知名度が高いです。西表島に行けばイリオモテヤマネコが野良猫のごとく歩いていると思っている人が少なくないようですが、それは大きな間違いで、おいそれとお目にかかれるものではありません。西表にもう20回も通っているこの私でさえもまだ見たことはありませんが、“接近遭遇”はしたことがあって、夜、トラックの荷台に乗って走っていて、運転手が急に車を止めるので何かと思ったら道路の脇の沢にヤマネコがいたそうです。荷台から降りて見たときには既に姿を消していました。イリオモテヤマネコの現在の推定生息数は100頭程度と考えられていて、保護に力が入れられています。

イリオモテヤマネコ飛び出し注意
 西表島の道路のあちこちに立てられている標識。交通事故に遭うヤマネコも少なくない。 

 西表島は、そのほかにも同じく天然記念物のカンムリワシ、セマルハコガメ、キシノウエトカゲをはじめ、さまざまな動植物の楽園です。主な動植物について以下に概説しますので参考にして下さい。


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